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2024.12.25
ロレックスの腕時計は、ほかの高級時計ブランドと比較しても、その耐久性に定評があります。ここでは、ロレックスの腕時計が耐久性に優れている理由を見ていきましょう。
ロレックスは、外装・部品の製造において、徹底的なこだわりを持つブランドです。その結果、高い耐久性を実現しています。
ロレックスのケースは、何度も金属をプレスして仕上げる「鍛造」によって作られているのが特徴です。
多くの時計メーカーで用いられている「切削」(金属を削って仕上げる方法)と異なり、鍛造では金属をプレスすることで金属の密度を高めます。これにより、密度が高く、堅牢なオイスターケースを造形しているのです。
ロレックスでは、耐久性や耐蝕性に優れた素材「SUS904L」をすべてのモデルに採用しています。SUS904Lは「スーパーステンレス」とも呼ばれる素材です。
価格が高価で、鍛造で成型するうえでも大規模な設備投資が必要になります。最高品質を目指すロレックスならではのこだわりといえるでしょう。
ロレックスのケースには、プラチナやステンレスなどさまざまな素材が使われています。その一方で、針とインデックスにはすべてゴールドが用いられているのが特徴です。ゴールドは見た目が美しいだけでなく、耐蝕性や耐磁性に優れています。
ゼンマイの巻き上げや日付・時刻の調節を行なうリューズも、ロレックスが長年改良を重ねている部品です。1997年頃からは、素材にステンレス無垢材や金無垢材を使うようになり、より腐食しにくくなるように進化しました。
ロレックスは、ケースやブレスレットの製造・加工、文字盤のセッティングのほか、ムーブメントの生産もスイスの自社工場で行なっています。また、潤滑油も自社で開発されたものです。
ロレックスの長い歴史のなかで、ムーブメントは常に進化してきました。
ロレックスの傑作ムーブメントともいわれているのが、1950年代から1960年代の基幹ムーブメントであるCal.1500系です。長い年月が経っても、メンテナンス次第で使用できるほど耐久性に優れています。
現在の主要モデルに搭載されているCal.3000系は、Cal.1500系の後継ムーブメントにあたり、完成度が高くなっているのが特徴です。なかでもCal.3135は、堅牢性、耐久性、精度において高いスペックを誇ります。
なお、ロレックス社には独自の「高精度クロノメーター」という規格があり、スイス公認クロノメーター検定協会の認定である「クロノメーター」の2倍にあたるほど検査が厳しいといわれています。
クロノメーター基準の平均日差は-4秒~+6秒の精度であるのに対し、高精度クロノメーターをパスしたムーブメントの平均日差は、-2~+2秒という精度です。