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2024.12.18
イエローゴールドが錆びる主な原因は、割金(わりがね)として使用される銀や銅にあります。
純金自体は錆びたり変色したりすることはほとんどありませんが、イエローゴールドは純金だけではなく、銀や銅などを混ぜて強度を高めています。
この銀や銅が空気中の酸素や湿気、汗などに反応して酸化することで、変色や錆びが生じることがあります。
イエローゴールドの錆びる原因を理解することで、変色を防ぐための対策を講じやすくなります。
長く美しさを保つための参考にしてください。
イエローゴールドの割金には主に「銀」と「銅」が使われます。
銀の性質による「硫化銀」と銅の性質による「銅錆」についてご紹介します。
銀は、時間とともに化学反応を起こすことで、黒ずみや曇りが生じることがあります。
化学反応により、銀の表面に硫化銀という物質が形成されると「硫化」と呼ばれ、「いぶし銀」と呼ばれることもあります。
銀の魅力の一つとして捉えられていますが、イエローゴールドの美しさを損なってしまう可能性があるので、十分なお手入れが大切です。
銅が水分内にある溶存酸素などに触れると、酸化第一銅が生成されます。
この酸化第一銅がいわゆる「銅錆」で、見た目は主に赤褐色や黒褐色です。
ちょうど10円玉が変色したような色合いとなり、イエローゴールドに置き換えると、色みを損なってしまうことがイメージしやすくなります。
イエローゴールドに含まれる割金は、長く使用することで銅が酸化し、緑色の錆びが見られることがあります。
緑色の錆びは「緑青」と呼ばれ、人体には無害であることがわかっています。
しかし、黄金色が魅力のイエローゴールドにとっては、緑青は装飾品としての美しさや品位を損なう原因の一つです。