【営業時間】10:00 ~ 19:00/不定休
2024.12.11
ワニ革素材であるクロコレザーと聞けば、高級なブラックと美しい革の目をイメージする方は多いでしょう。もちろん革目の細かいポロサスやそれよりも大きめのニロティカスには、黒色だけでなく赤や茶色などさまざまな色味が存在します。いずれも共通しているのは、非常に上質な質感と艶のある表面です。
長い歴史の中で敏腕の革職人をたくさん育てて来たエルメスでは、何種類もの加工方法のノウハウを所持しています。鉱石の1つであるメノウで磨いたリセ仕上げや、フェルト素材と機械を併用したマット仕上げなど光沢感のバリエーションが豊富であることも特筆すべきポイントです。
クロコレザーの特徴を見ていくと、均等に散りばめられた革目と鱗に付随している小さな斑点が挙げられます。なおエルメスが提供するクロコレザーには、判別方法があります。製品に記載されている「メイドイン・フランス」の文字の横に、マークが付いているため分かりやすいです。ポロサスの場合は、ロゴの横に「V」を逆さまにしたマークが刻印されています。一方ニロティカスの場合、小さな黒丸が2つ付随しています。同じくワニ革素材である、アリゲーターに関しては生地の見た目で判別することが可能です。クロコ素材に見られる斑点がないこと、白抜きの四角形の刻印が刻まれていることが目印です。