コラム詳細

雑誌やテレビにネットで常に話題になる人気芸能人が愛用している
ブランド腕時計！

芸能人は人前に出る職業のため、見た目には細心の注意を払っています。そのため、身に着ける時計は高級ブランドが多いです。ロレックス、オメガ、タグ・ホイヤーといった高級時計の代名詞的存在は、年齢層が上から下まで幅広く選ばれています。価格帯は数十万円から数百万円のものがずらりと並んで、中には1,000万円超えの手の届かない一品も多いです。

ただ、若者向けの俳優やアイドル、ティーン雑誌のモデルなどはあまり高級なものは選びません。彼らは同じ年代層のファッションのアイコンでもありますから、価格帯は1万円から3万円など比較的手の届きやすい時計を着用するという傾向が見られます。若者向けの時計ブランドといえばカシオのG-SHOCKシリーズやダニエル・ウェリントン、スカーゲン、ヴィヴィアン・ウエストウッドといったブランドが人気です。モデルや俳優が着用したことで、無名なものが一挙に知名度が上がるものでもあります。そのことから、買取市場やフリーマーケットなどでは安かったものが高値で取引されることも多いです。

芸能人の多くはスイスメイドの老舗ブランド腕時計を好む傾向であり
それが成功者の証

芸能人に特に好まれるものは、やはり本場のスイス時計です。ロレックスやパテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ブレゲやオメガなど非常に多くの時計メーカーがスイスにはあり、これを身に着けることは一流芸能人の証にもなっています。それでは、なぜ高級時計はスイスに集まるのでしょうか。スイスはそもそも時計製造に向いた気候をしています。時計は温度と湿度の変化に弱く、きれいな水も豊富に必要です。この国は気候が安定し、アルプスの水源もあるので工場と技術者は多く集まりました。

また、歴史的背景も関係しています。第二次大戦以前はイギリスやドイツにおいても製造は盛んでした。しかし、戦争が始まると兵器の製造が中心になります。そのためスイスの永世中立国という利点を生かして、時計は作られ続け、技術者も集まりました。このようにいくつかの要因が合わさって、今では世界シェアが7割を超える大国まで成長したといえます。歴史が100年を超える老舗メーカーも多くあり、こうした歴史と格式が世界中のセレブリティに愛され、芸能人にも愛される理由になりました。
 

芸能人愛用時計はロレックスやオメガにとどまらずパテック フィリップや
オーデマ ピゲなど数千万円の評価格

高級時計というと100万円を超えるものが想像されますが、芸能人の世界ではさらに一桁上がって1,000万円クラスも珍しくありません。しかも近年の市場は価格の高騰が続いています。その要因にはケース素材に18金やプラチナが当たり前に使用されるようになり、超複雑系といわれるミニッツリピーターやパチュアル・カレンダーといった機能が搭載されると価格は跳ね上がります。もちろん、ダイヤモンドを始めとする高級宝石があしらわれることもポイントです。

こうした流れの中でロレックスやオメガはもちろんのこと、パテック フィリップやオーデマ ピゲといったメーカーも1,000万円超えのモデルを次々と投入し、芸能人御用達の時計になっています。いくつか例を挙げると、ロレックスのデイトナは非常に多くの芸能人が着ける一本ですし、パテック フィリップはアクアノートが700万円を超えるものの愛好家は多いです。オーデマ ピゲはサッカー選手や野球選手に愛好家が多く、ロイヤルオークなどはスポーツウォッチの最高峰です。
 

女性モデルはヴァンクリーフやエルメスなどファッション性の高い
高級腕時計を選好

女性芸能人が着用する腕時計は、男性向けとは趣が異なります。男性向けはスイスの高級時計が圧倒的に人気です。女性芸能人にもスイス時計は人気ですが、ファッションを中心に手掛けるラグジュアリーブランドが製造している時計が特に人気となります。例を挙げるなら、ヴァンクリーフやエルメス、カルティエといったフランス系企業、ブルガリやグッチ、プラダといったイタリア系が特に人気です。どの企業も時計が主力製品ではなく、女性向けファッションを多角経営していることが特徴です。

ブルガリのオクトモデルは1,400万円を超える一品であり、芸能人に特に愛されています。カルティエの最高級品はフィギュラティブです。こちらも価格は1,000万円を超え、アームの下部が開く仕組みが付いており、まるで宝石がそのまま載っているような見た目です。スイス時計メーカーの中で有名なものであれば、リシャール・ミルが挙げられます。RM19−02のトゥールビヨンフルールは花びらが回転する仕組みの高級腕時計です。価格は1,200万円を超えます。

まとめ

一口に芸能人御用達の時計といっても選ばれるブランドには年齡や性別により違いのあることが分かりました。男性向けはスイス時計が圧倒的に人気で、1,000万円超えも珍しくありません。女性向けはファッションブランドと連動しており、洋服や小物類で人気ブランドの時計が時計分野でも人気を集めます。年齢層が若くなると、スポーツウォッチやカジュアルウォッチといった数万円代の低価格帯のものを愛用する芸能人も増えてきます。